“チべット映画の先駆者”ペマ・ツェテン初の劇場公開作に 『羊飼いと風船』2021年1月公開決定

ペマ・ツェテン監督最新作『気球(原題)』が、『羊飼いと風船』の邦題で2021年1月22日に公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。 【動画】予告編  本作は、アッバス・キアロスタミウォン・カーウァイがその才能に惚れ込み高く評価し、第20回東京フィルメックスでは審査員満場一致で3度目の最優秀作品賞に輝いた、“チベット映画の先駆者”ペマツェテン監督の劇場初公開となる最新作。  神秘の地・チベットの大草原。牧畜をしながら暮らす、祖父、若夫婦、3人の息子の三世代の家族。昔ながらの素朴で穏やかな生活をしていたが、近代化によって受け継がれてきた伝統や価値観は少しづつ変わり始めていた。そんなある日、子どもたちのあるいたずらによって、家族の間にさざ波が起き始める。信仰との向き合い方、牧畜民として生きる厳しさ、伝統的な役割を強いられてきた女性たちの選択ーーそれぞれの思いは交錯し、チベットの空に浮遊していく。